ミラノ発ベルニナツアー、サンモリッツでの90分
ミラノからベルニナ線へ向かうバスツアーは、どれもサンモリッツに立ち寄ります。ただ、長くいられるツアーはひとつもありません。ツアー情報に書かれた滞在は90分から約2時間で、5本すべての参加者が「もっと時間がほしい」と書いています。以下では、その時間に何ができるか、どのツアーがいちばん長く過ごせるかを紹介します。
ツアーごとの滞在時間
サンモリッツの自由時間は、12時間の一日のなかでいちばん短い部分です。ツアー情報はこの点をかなり正確に書いています。TaoTravelは100分、AutostradaleとMilano Art Discoveryはどちらも約1.5時間です。
Frigerio Viaggiの表記はあいまいです。行程表では約1.5時間、含まれるものの一覧では約2.5時間となっているので、2時間前後と考えておきましょう。ディアヴォレッツァでの昼食オプションを選ぶと、その食事が町での自由時間の代わりになります。
LUCAfromITALYは長い休憩を別の場所に置いています。グループは列車がサンモリッツへ登る前にティラーノで約1時間の昼食をとり、終点での自由時間は帰りのドライブ前に決まった時間が書かれていません。
| ツアー | サンモリッツ滞在 | 列車の前か後か | 料金 |
|---|---|---|---|
| TaoTravel | 100分 | 列車の前。そのあと赤い列車でティラーノへ下る | 約155ドル |
| Frigerio Viaggi | 2時間前後 | 列車の前。そのあとパノラマ列車でティラーノへ | 約154ドル |
| Autostradale | 約1.5時間 | 列車の前、コモ湖の船のあと | 約211ドル |
| LUCAfromITALY | 決まった自由時間の記載なし | 列車のあと。昼食はティラーノ | 約195ドル |
| Milano Art Discovery | 約1.5時間(一部ガイド付き) | ティラーノからの列車のあと | 約166ドル |
いくつかの催行会社は逆回りになる日があると書いているので、あなたの日程では立ち寄りが早い時間にも遅い時間にもなり得ます。分数より順番のほうが大事です。列車の前の立ち寄りは、時間ぴったりに切り上げる必要があるからです。確認方法はルート変更と逆回りの日のガイドで説明しています。
サンモリッツをひとことで
サンモリッツはスイス東部のエンガディン谷、標高約1,856 mの湖のほとりにある町です。ミラノより空気は薄く涼しく、雲が山々の上を流れると湖面の光がすぐに変わります。
ここはまずリゾートの町です。大通りに並ぶのはホテルや高級店で、チケット窓口のある観光名所はほとんどありません。並ぶことも予約することもないので、短い立ち寄りにはかえって向いています。
バスはたいてい中心部の近くでグループを降ろし、集合場所と時刻を伝えます。両方をメモするか、その場所を写真に撮っておきましょう。通りは斜面に沿ってカーブしていて、急いでいるとどこも同じに見えます。
90分の使い方
トイレとコーヒーを済ませると、90分はあっという間です。町全体を見ようとせず、メインをひとつ決めて、残りはおまけと考えましょう。
- 湖畔の遊歩道。岸沿いの平らな道を歩くと、町を振り返る定番の眺めが見られます。ベンチと木々が写真のいい額縁になります
- コーヒーと焼き菓子。大通りのカフェなら20分ほどで済み、そのあと散歩する時間も残ります
- ウィンドウショッピング。何も買わなくても、高級ブティックはこの町の個性の一部です
- ベンチでサンドイッチ。ミラノから食べ物を持ってきて湖畔で食べれば、時間もスイスの物価も節約できます

Milano Art Discoveryは1.5時間の一部を、自由時間の前のガイド付き散策に使います。初めての人は町の位置関係がつかめて助かりますが、ひとりで歩き回れる時間はそのぶん減ります。
限られた時間での昼食
このサイトで紹介するツアーには食事が含まれていないので、昼食は自腹で、しかも自分の持ち時間から取ることになります。テーブルサービスのある店でゆっくり食べると、混む時間帯には90分の大半が消えてしまいます。
手早く済ませるならパン屋かスーパーの総菜コーナーで買い、湖畔のベンチへ。ミラノでしっかり朝食をとり、午後は軽食でつなぐ人もいます。そうすれば立ち寄りの時間をまるごと散歩に使えます。
Frigerioの日は、自由時間の代わりにディアヴォレッツァでの昼食を選べます。料理はヴァルテッリーナのそば粉パスタ、ピッツォッケリです。その場合、サンモリッツはおもにバスと駅から眺めることになります。
サンモリッツ立ち寄り付きの一日なら、おすすめはこれ
TaoTravelは窓が開く赤い列車に乗る前に、町で100分過ごせます。Viatorでの評価は3,800件以上の口コミで4.8です。予約前に両方のサイトで最終料金を比べてください。
スイスフランでの支払い
スイスの通貨はユーロではなくスイスフランです。ほとんどの店やカフェでカードが使えるので、現金はトイレ用の硬貨や小さな売店のために数フランあれば足ります。
店によっては独自のレートでユーロを受け取ることもありますが、お釣りはたいていフランで返ってきます。お金とパスポートのことは国境越えの持ち物ガイドにまとめています。
どのツアーにも「もっと時間を」という声が届く理由
5本すべてのツアー情報の口コミ要約に、同じことが書かれています。参加者はサンモリッツを気に入り、もっと長くいたかったと言うのです。これは特定の催行会社のせいではなく、一日の組み立てそのものから来ています。
ミラノからの12時間の旅は、大半をバスの中で過ごし、列車の乗車がメインイベントです。町に残るのは余った時間だけで、大型バスでは50人が再集合する手間でさらに短くなります。
少人数のグループは動きが速く、それが最大16人のLUCAfromITALY(約195ドル)を選ぶ理由のひとつです。高めの料金とのバランスは少人数グループと大型バスの比較で考えています。
列車から見る町はまた違って見えます。サンモリッツからティラーノへ下る日は、駅がそのまま登りの始まりなので、窓からの景色が町で失った時間をいくらか埋め合わせてくれます。
サンモリッツに残る場合
90分では短すぎると感じるなら、そこでツアーを離れることもできます。TaoTravelでは事前に連絡が必要で、そのあとミラノへの帰りや次の目的地へは自力で移動します。
バスは待ってくれないので、帰りの計画があってこそ成り立つ方法です。ひとりで移動すると何が変わるかは、個人で列車に乗るか、ツアーで行くかの比較にまとめています。
町とティラーノのあいだで列車から見える景色をもっと詳しく知りたいなら、ベルニナ線の車窓から見えるものをどうぞ。5本のツアーの料金比較では、それぞれの追加の時間がいくらにつくかがわかります。
光も町の印象を変えます。冬は湖が凍ることがあり、午後は早く暗くなります。夏は散歩のための日の光が長く残ります。両方についてはいちばんいい季節のページで紹介しています。